書道展のレセプションの今昔というものを考えてみると、随分変わったということがある。少なくとも20年前の公募書道展の祝賀会、懇親会というものは立食パーティが基本だった。今では毎日書道展の祝賀パーティぐらいなものになって来ている。
毎日書道展の祝賀会は、あの広大な広間に立錐の余地のないような人数が殺到するから立食でしか成立し得ない。
書道芸術院展も昔は立食で、着物などのお召し物やスーツになにやら食べ物の滓がついたりしたこともあった。
その帝国ホテルでのレセプションが着席になったのは、参加者がだんだん高齢化したということらしい。
地方では、当然群馬県書道展も前橋市民展も立食パーティだった。

群馬県展では、県民会館(現ベイシア文化ホール)の5-6階の会場の広間でのパーティ。
だから当然簡易な演壇しかないところだった。
市民展の方はもっと簡易で、前橋市民文化会館のすぐそばの郵政会館という小さなところだった。
それが県展も市民展もホテルの宴会場でするようになって既に久しい。
その立食パーティでなくなったことは、隣に誰が座るのか全く見当がつかないことがある。
その昔は自由席というので指定席以外の席が取れた。しかし、今の県展のレセプションでは、団体出品、団体申し込みなので一テーブルを書団体が独占することになる。
帝国ホテルの書芸院では祝賀会部がそれなりに配慮して部門ごと、地域ごとに着席位置を決める。
そして市民展は、部門が多いので部門別とはいうものの「早い者勝ちで」席を決める。
そうすると社中の人たちがあちこちと、ばらばらになったりする。



カメラモデル: Canon PowerShot S100
レンズ: 5.2-26.0 mm
撮影日時: 2013-02-12
焦点距離: 5.2mm
フォーカス距離: 10.9m
絞り値: f/2.0
露出時間: 0.033 秒 (1/30)
ISO 感度: 200
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: いいえ (強制)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 3.6 (Windows)


それで隣に座る人がどんな人なのか・・・書道芸術院だと初めて参加した一般・無鑑査公募の参加者は全く判らない。こういうところで数年前に、隣の席に知り合いの審査会員の先生とその弟子が座ったことがあった。
そこでその先生を通して「作品を書いてくれ」とかの依頼があって、額に入れて書いて送ったら「ありがとうございます」のはがき一枚の礼状だったこともある。(以前のエントリーで紹介)


そうかと思えば
隣の人
「○○先生知っています?」
「私たち○○先生の弟子なんですが!」


Syuun
「○○先生というのは、○○春香先生??」

隣の人
「そうではなくて、○○・・です。こんど無鑑査になったかな」
「○○先生をご存じないとは
書道界のもぐりなんではない?」

Syuun

「?????」

○○という名字は、県展審査員クラスでは一人だけ、それも高崎だし、部門も違うし・・
無鑑査、委嘱作家・・・?
それで帰ってきてから群馬県書道展の名簿で委員(審査)、委嘱作家見てみたところ見当たらず。
それで13日の陳列の際にもらってきた前橋市民展覧会の名簿を見たら・・載っていた。
無鑑査・・・
ここまで掌握するというのは、まず無理で知らないのも当然というか、当たり前の話であった。



書道芸術院展は、平成25年2月16日に東京都美術館でオープンし、作品鑑賞会、表彰式、祝賀懇親会が帝国ホテルで行われる。
その情景は、後日写真と動画で解説する。

そんなわけで、今もってゆくカメラ、レンズの選択、点検と又大荷物になりそうである。