DELLにプリインストールされるAdobe Premiere Elementsは本当に使えるか



DELLでは[20周年大感謝セール]ということで、アドビの写真・ビデオ編集ソフト(Adobe Photoshop Elements 10 & Adobe Premiere Elements 10)という旧版のAdobe Premiere Elementsソフトをインストールしたパソコンを販売している。
そのAdobe Premiere Elementsは今Ver11になっていて、 小生のパソコンにはAdobe Photoshop Elements 11 & Adobe Premiere Elements 11がインストールしてある。



このVer11になってインターフェイスが大幅に変わっている。Adobeでは「使いやすい直感的なインターフェイス」と名乗っているものは、いわゆる「ツンデレ」タイプというものである。
要するに、ソフトを起動させると操作盤というのが見当たらない。操作をするのに何を探すのかということを知っていないと何も手が付けられない代物である。



逆に言うと、操作盤を引き出すものを知っていれば妙なボタンなどが見えていないのでやりやすいと言うことになる。
それはそれでAdobe Photoshop Elements 11 の方は便利に使っている。
その一方でAdobe Premiere Elements 11はどうかと言えば、起動させてびっくりものであった。
複雑な編集というのは、種々のポケットに入ってしまっているのでそのキーワードを知らないと全く手がつかない。
そして、今までのストーリーボード形式というのが「クイック」になり、従来のタイムラインで編集するのが「エキスパート」になっている。



それでこの「エキスパート」でも今までに比べてかなり簡略化したような感じでどうも使いこなさないと詳細設定はどこまで出来るのかは不明。
Adobe Premiere Elementsのガイドを見ると「インスタントムービー」を宣伝している。
よくよく見てみれば、動画編集に慣れた人ぐらいしか使えないかもしれない。

そんなわけで、ここのところはCyberLink PowerDirector 11 Ultraでしかビデオ編集はしていない。
多少操作してみたところAdobe Premiere Elements 11も従来から見れば使いやすくなっているものの、Smart Soundは既にプリインストールされていた。



PowerDirector 11 Ultraに比べると使えるトランジションの数が少なく、アニメーション文字の動作も限られている。
そして、レンダリングしないと実際の動作が判らなかったりする。
Adobe Premiere ElementsもVer 11になって、最初に形式を選んでプロジェクトの保存をしなくてよくなった。
そういう部分がなくなったというのは、ビデオの形式を誤ってうまく編集出来なかったりということがなくなった。



プリインストールされているVer10は、まだまだ神経質なところがあって最初に起動するところでどの様選択するかだけでめげてしまうかもしれない。



いずれにせよ、Adobe Photoshop Elements 10 & Adobe Premiere Elements 10は使い慣れないとかなり難しいソフトで、プリインストールされているから簡単に使えるという代物ではない。そして、Windows8でどのようにソフトが反応するのかを未だ試しているという人は見当たらない。








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