頑張れ日本!全国行動委員会 群馬県支部設立記念講演会参加記



2012年5月6日前橋市民文化会館大ホールで「頑張れ日本!全国行動委員会群馬県支部設立大会・同設立記念講演会」があった。

この記念講演会に関しては、偶然知るところになり又前橋市民文化会館に行く機会を得て前売り券を購入しておいた。
5月6日、つくば市では竜巻があって散々な日々だったことはテレビやWebで報道されているところ。しかし、前橋は午前中雷雨が降ったくらいなもので、設立大会が始まる午後になったら晴天。
この前橋というのは、良くも悪くも赤城山、榛名山という山に囲まれて多少語弊があるものの風水害がどちらかというと少ない。その一方で冬は赤城颪という厳しい北風があり、夏には時として猛烈な雷雨があり、今ではなくなった利根川の氾濫があった。
いずれにせよ東京と違った内陸気候の厳しさというのは存在する。

第一部・設立大会の開場は、12時半。前橋市民文化会館の行事に書いてあったものの、クチコミぐらいでしか分からなかった大会。
どれだけ人が集まるのかと思って開場の頃に行ってみたら、驚くほどの人が集まっていた。そんな人達の押されて、大ホール入口の風景写真も撮れず開場に入ってしまった。ちょいと見てみたところ、前橋市民文化会館大ホールの収容人数は1,200人なので、さすが満席にはならずだが、それなりの人数は参加していたようだ。

先ずは、君が代斉唱から‥



群馬県支部設立大会は1時間ということなのだが、全国行動委員会・田母神俊雄会長の話しも結構長く、第二部の基調講演ではどうなるのかと思えたほど‥

第二部設立記念講演会は、まず全国行動委員会・田母神俊雄会長(元航空幕僚長)から
題目は「現代---の情報戦」だった様に思えるが、長くて記憶出来ず。
実はメモ書きをしておいたのだが、今手元にないので記憶で要点を少々‥
「信ずるものは欺される-国際社会」
国際社会は「子どもの社会と同じ」、「力の強いものが勝つ」
「軍事力は使わないところに効力があり阻止力、交渉力に意義がある。」
「中国が日本に紛争を起こすのは日本の軍事力が弱いから」
「中ロ国境紛争、印パ国境紛争も互いに核を持った時点で起こらなくなった」

その他多くの情報分析もあったのだが、約40分程度経ったところで時間切れ。



続いて、水島総・頑張れ日本!全国行動委員会幹事長が同じく50分程度、10分の休憩を挟んで経済評論家・作家の三橋貴明氏が16時40分頃まで。


水島総・頑張れ日本!全国行動委員会幹事長


休憩時間中 


経済評論家・作家の三橋貴明氏

「講演タイトルは【日本を衰退させる「経済的自虐史観」からの脱却を!~デフレ、復興、増税、そしてTPP~」(三橋貴明氏のブログより拝借)


最後に、司会進行の葛城奈海(女優・キャスター・予備陸士長)氏のショート講演並びに活動報告で17時で終了。


葛城奈海(女優・キャスター・予備陸士長)氏



最後に、全員で「頑張れ日本」のシュプレヒコールで終了

講演内容は、ある程度YouTubeの無料公開の「チャンネル桜」番組やブログで良く知られたことなので特にメモをすると言うこともなかった。

しかし、その中で従来からの「保守派」と呼ばれて来た、たとえば櫻井よしこ氏などとはTPPや増税議論では立場を異にすると水島氏は言われる。

小生が例を挙げると

TPP、感情論を超えて討議せよ 櫻井よしこ」(公益財団法人・国家基本問題研究所)


平成24年3月1日の櫻井よしこ氏講演会「いま、国難のとき-日本再生への進路」(前橋テルサ)でもTPP参加で中国を押さえろとか、日本の未来展望が開けるとかという話はあった。
しかし、それまでの講演での細かい内容とは違ってTPPや増税に関しては、かなりアバウトな発言であった。




櫻井よしこ 群馬経済同友会 講演会を聞いての一言
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=4191837

こういう部分を旧保守派の米国依存志向と言うことを言われていた。
水島氏の言われることは実にもっともで、米国が絡むとそこで思考停止してしまう人達、言論人がいる。

種々納得の講演であったが、講演者が多くて時間がなかった感がある。
そして、観衆というのはみんなあの松岡修造のようなポジティブで熱い人達で「頑張ろう」と言う気にもなる。

しかし、振り返って自分を見ればこのデフレは辛いよなという感はぬぐい去れないものがあった。